初心者向けの熱帯魚飼育と繁殖について初心者にも簡単にできるグッピー・プラティー・エンゼルフィッシュなどの熱帯魚の飼育方法を熱帯魚選び、水槽の設置場所濾過の選び方等詳細に掲載しています。

熱帯魚飼育の最初は水槽の大きさを決める事

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熱帯魚の飼育に通常最低限必要な道具は、水槽とろ過機(フィルター)とヒーターです。

ろ過機やヒーターは水槽のサイズにより必要なものが変わってきますから、まずは水槽の大きさを決めなければいけません。

熱帯魚飼育水槽の選び方

水槽については小さなものから大きなものまでありますが、何をどう選ぶかの基準をお話します。

水槽の設置場所を決める

まず水槽を置く場所を決めなければなりませんが、水槽を置くのを避けたほうが良い場所があります。

それは、水温の急激な変化が起きやすい場所で、例えばエアコンの風が直接当たる場所と、直射日光が当たる場所などです。

特に直射日光が当たると急激に水温が上がり苔も生えやすくなるので避けたほうが良いです。

暖房は、普通の温度設定ならエアコンの風があたっても問題は起きにくいですが、夏場の冷房が直接当たると小型の水槽などはすぐに水温が下がり熱帯魚は調子を崩しますので、これを防ぐには、夏場でもヒーターを設置するなどの対処を必要とします。

また、水槽は水を入れるとそれなりの重さがあるので、重さに耐えられる場所に置かなければなりません。

水量や底砂を入れた場合やライトやフィルターを上に載せた場合などにより重さは変わりますが、水を入れた時の重さはだいたい以下のようになりますので、参考にしてください。

小型の15センチ×15センチ×15センチの水槽で3キロ
横長の30センチ×20センチ×23センチの水槽で12キロ
横長の60センチ×30センチ×36センチの水槽で60キロ
横長の90センチ×45センチ×45センチの水槽で160キロ

水槽で飼育できる熱帯魚の数

飼育できる熱帯魚の数については、よく、「水量1リットルに対し魚の体長1センチ」と言う基準をみかけますが、体長30センチの熱帯魚1匹と、体長2センチの熱帯魚が15匹では体積が全く違いますので、あまりあてにはならないと思います。

実際に体長2センチ~3センチのグッピーであれば水量3キロ程度の水槽で5匹から飼育を始めていただいていますが、皆さん問題なく飼育できていますし、繁殖もしています。

とはいえ、数が少ないほうが熱帯魚のストレスは少なく、ヒレなどの擦り切れも少なく、長生きしやすいようです。
繁殖のためにはオスとメスのワンペアは必要ですが、熱帯魚のためには少数で飼育したほうが良いということになります。
90センチ水槽には少なく見ても1000匹はいますが、少ないほうが熱帯魚のためには良いです。

この90センチ水槽には少なく見ても1000匹はいますが、

同じ水槽での飼育数は少ないほうが熱帯魚のストレスも少なくなります。

あまり数が多いとヒレの擦り切れなども起きやすくなりますし、

ろ過も強化しなければなりません。

飼育する熱帯魚の数は、見栄えの問題も考えると90センチ水槽でもグッピーで200匹以下に抑えたほうが良いと思います。

水槽の大きさによる利点・欠点

    小さい水槽

  • 利点は置き場所を選ばないという事が1番の利点です、そして水かえの際の手間や、維持する費用も少なくな済みます。
  • しかし、水量が少ない分、少量の熱帯魚しか飼育できない事と、ちょっとしたことで、水温や水質の急激な変化が起きやすくそのぶん管理には気を使わなければなりません。
    また、水草や石などを使ったレイアウトをしたい場合も小さなものを使ったレイアウトしかできません。

大きい水槽は

  • 利点としてはまず、たくさんの熱帯魚または大きな熱帯魚が飼育できる事と、水温や水質に急変が起きにくく、水換えや掃除の頻度が少なくても飼育に失敗しにくいことがあげられます。
  • しかし、設置場所が広く必要な事と、丈夫な台も必要になり、魚の量にもよりますが、ろ過装置やヒーターなども大きな水槽にあうものが必要になり、
    水草などを植える場合にはライトもワット数の大きなものが必要で、水草を植える底砂なども大量のに必要になるため、初期費用や維持費も高くなり、掃除や水換えの作業も大変になります。

結局どちらがいいのでしょうか、私は最初は90センチの水槽を頂いたため90センチの水槽で始めました。
とはいえ、私がグッピーやプラティーをお譲りした方は全員テトラのグッピー飼育セットという、17センチの小型水槽で5匹から飼育を初めていますが、失敗した方はこのサイトにある、飼育の注意点を全く守らなかった方1人だけですので、

注意点を守れれば、特に管理の難しい熱帯魚でない、小型の熱帯魚であれば小型の水槽でも飼育、繁殖は可能だと思います。
予算と設置場所の許す範囲で、大きめの水槽のほうが飼育の失敗は減り、熱帯魚が繁殖して数が増えた場合も対応できるということになります。

おすすめする飼育水槽の大きさ

繰り返しになりますが、予算と設置場所の許す範囲で大きめの水槽のほうが飼育の失敗は減り、熱帯魚が繁殖して数が増えた場合も対応できるということは確かですが、
私はグッピーをお譲りした方は小型の水槽セットをお勧めしています。

水槽を置く位置を考えて、水槽と専用の水槽台等を設置するスペースがない場合は、小型の水槽であればカラーボックスの上でも簡単に飼育できますから、とりあえず小型水槽から始めてみても良いと思います。

そして、道具が割安で揃っているのが60センチ水槽ですので、設置場所に問題がなければそのあたりを考えてみてはどうでしょうか。
最近グッピーをお譲りした方にお勧めしているものはお勧めする小型水槽セットのページにありますので参考にしていただければと思います。

水槽が決まったら次は飼育する熱帯魚を決めましょう飼育する熱帯魚を決める
すでに飼育する熱帯魚が決まっていて、セット水槽のイメージがある場合は水槽の設置方法に進みましょう。

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