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熱帯魚水槽のヒーターの選び方と設置方法

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水槽にヒーターが必要な環境

水槽の温度管理に使う器具としては、水温の低下を防ぐヒーターと上昇を防ぐクーラーやファンといったものがあります。
エアコンの効いた室内での飼育や、地域や建物の条件によっては必要ない場合もありますが、通常は冬場の熱帯魚水槽にはヒーターが必要になります。

また、水槽がたくさんの場合はエアコンで調節したほうが電気代が安くつく場合がありますし、水槽内まわりもすっきりします。

そのほかの保温方法に、発砲スチロールを水槽に貼る方法や、保温用のカバーをかぶせるなどの方法があり、特に観賞せず、ライトもエアコンも消す時間の保温などには有効だと思いますが、長時間家を空ける場合や、手間を考えた場合ヒーターを取り付けておいた方が安心でしょう。

ヒーターの設置について

水槽に使うヒーターは水槽の大きさ(水量)によってワット数を決めますが、
レイアウトの邪魔にならなければ、水槽のヒーターは二本以上設置したほうがどちらかのヒーターが故障した際に全滅するリスクを減らせます。
例えば90センチ水槽に300ワットのヒーター1本を設置するよりは150ワットのヒーターを2本使った方が良いという事です。

ヒーターの基準は、水槽の周りの気温が10度程度ある場合を基準に表示されていますので、
特に寒冷地では、少し余裕を見て、だいたい60cm規格水槽なら200wのヒーター、90cm規格水槽なら200wのヒーター二本を使うと良いのではないでしょうか。

ヒーターは水中に設置するのは当然ですが、通常は、水流のある場所に横にして設置します。
砂の中に埋めたりしてはいけないので、ヒーターの色(白と黒の物があるのでご自分の水槽で目立たない色を選べばよいと思います。)やレイアウトを考えて購入しましょう。

それから、ヒーターは電源を入れると急速に高熱になるので、うっかり水槽の外で電源が入った状態にすると、ととても危険です。
必ず水中に設置してから電源を入れるようにしましょう。

ヒータの種類

ヒーターを使って温度調節を行うにはサーモスタットというものが必要です。
これは温度を感知して設定した温度に合わせて、ヒーターのONとOFFを自動で切り替えてくれるものですが、オートヒーターというヒーターとサーモスタットが一体になっているものもあります。

どういった違いがあるのでしょうか、
まずヒーターとサーモスタットが別の物は、水槽内にヒーターとサーモスタットの温度センサーを別に設置するタイプで、ヒーターが壊れた場合はヒーターだけ買いかえればよく、ヒーターのワット数を変えたい場合もヒーターだけを買えば良いというメリットがあります。

ヒーターとサーモスタットが一体型の物はセンサーがヒーターに内蔵されているため、センサーコードを水槽に入れる必要がなく、水槽周りがすっきり見えます。

また、オートヒーターには、温度固定型の物もあり、このタイプは見た目がただのヒーターと同じものが多いので、間違えないようにしましょう。
設置は簡単でヒーターのコードをコンセントにつなぎ、本体を水槽の水の中に入れておくだけで、最初から決まった温度に保ってくれるタイプのもので、非常に手間がかかりませんし、うっかり設定を間違えてしまったなどという事もありません。
注意することは、設定温度を自分で調節することはできませんので、購入時にヒーターの設置温度の確認をしておく必要があります。

どれが良いかといえば、センサーコードを水槽に設置するのに問題がなければ、ヒーターとサーモスタットが別のものがお勧めです。
理由は、ヒーターとサーモスタットでは、一般的にヒーターのほうが先に故障を起こして使えなくなるのですが、その際にヒーターとサーモスタットが別のものであれば、ヒーターだけ買えばよいので、長い目で見れば安く済むからです。

ヒーターにカバーは必要か?

魚がやけどしないようにヒーターにカバーを付けると良いという話がありますが、ヒーターカバーは付けたほうが良いのでしょうか?

実際に魚がやけどするまでヒーターに触れているという事はあまりないと思いますが、尾ひれが傷んでしまっという話は聞きますし、ヒーターの熱で死んでしまったと思われる貝を見かけた事がありますから注意が必要かもしれません。

逆に、カバーの中に魚が入り込んでしまっているときにヒーターが発熱して、カバーの中にいる魚が死んでしまうこともあるようですので、カバーの中に入り込む大きさの魚や貝がいる場合はカバーは付けないほうが良いと思います。
DSC06836

水槽のサイズあったヒーターの選び方

ヒーターのワット数を決めるのに水量を基準にしますが、

ここに2社の適合水槽の目安を記載しておきます。

メーカーによっては
30w(水量10L以下用)や
50wのものもあります(水量20L以下適応と表示されています)。

下に2つのメーカーの水槽(水量)に対応するヒーターのワット数を紹介します。
メーカーにより各水槽サイズに適応したワット数も違っています。

水槽 水容量 ヒーターw数の目安
30cm以下 約25L以下 65W
45cm以下 約35L以下 100W
60cm以下 約60L以下 150W
75cm以下 約120L以下 120W
90cm以下 約160L以下 200W

 

水槽 水容量 ヒーター容量の目安 コードの長さ
45cm以下 約35L以下 110W 約80cm
60cm以下 約60L以下 160W 約80cm
60~75cm以下 約130L以下 220W 約80cm

 

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