水換えに付いて
最初にも記載しましたが、水槽の管理の中で重要なものに水換えがあります。
水槽の大きさや、飼育している魚の種類や量、ろ過能力にもよりますが、小型水槽では週に1回、水槽の水を3分の1程度から半分ほどの交換をすることがすすめられています。
ただし、水を換えると、せっかく繁殖したろ過バクテリアも捨ててしまうことになるので、あまり換えすぎるのも良くありません。
また、1度に大量に水換えするよりも少しの量を頻繁に換える方が水質の急変が起こりにくいので熱帯魚には負担がかからないようです。
実際にはこちらでグッピーや金魚で2年以上水換えをしなかった水槽でも平気だったりしますから神経質になる必要はないと思いますが、病気の予防のためにはもちろん、ろ過を繰り返していくと水が茶色くなったり、水質が酸性になって行くので、熱帯魚のためにも水換えしてあげるほうが良いのは間違いないでしょう。
水換えの際にはホースで水を吸い出しますが、ホースで底砂を軽く叩くようにしながら底砂に溜まったゴミと一緒に水を吸い出すと掃除も一緒にできます。
専用のホースでなくてもかまいませんが、プロホースなどの専用の透明なホースを使うとごみなどを確認しながら吸いだせるので便利です。プロホースM(60センチ水槽用)、プロホース L(90センチ水槽用)
注意する点は、
水換えとろ材の掃除や交換は同時に行わないことと、
飼育しているのが熱帯魚だけなら半分までの水換えなら、水道水をそのまま入れてもまず問題は起きませんが、できれば浄水器を通した水を使うか、1日汲み置きをした水を使うか、塩素の中和剤を使うことをおすすめします。
また、冬場にいきなり冷たい水を入れたりすると、熱帯魚が体調を崩したり、死んだりすることも考えられますので、温度の急激な変化が起きないようにも気をつけましょう。
私の水槽ではセットの小型水槽でも2年以上、蒸発した水を足し、餌を与えているだけの水槽がありますし、たいていの小型魚はとても丈夫で簡単に飼育できます。
もちろんできる範囲で水換えはしてあげたほうが良いですよ。
(大型の肉食魚などは維持管理が大変です、また高価な魚は通常飼育や繁殖が難しい傾向にあるため、いきなりの飼育は避けたほうが良いです)