コケ対策におすすめのアルジーライムシュリンプは、本当に黒ヒゲゴケも食べる?
底砂全部と濾材の半分をとり替えた60センチ水槽で糸状の藻類がはえてきてしまいました。
底面フィルターを使っている水槽で底砂を水草用のソイルに交換し、濾材の半分を入れ替えたので、しばらくはコケが生えやすいだろうと思いこの水槽には苔取り能力が高いことで有名なヤマトヌマエビも20匹導入していたのです。
それでも徐々に糸状のコケけが増えてきたので、以前から気になっていたアルジ―ライムシュリンプを導入してどのくらいコケを食べるのかみてみました。
コケ取りの能力ではヤマトヌマエビが1番と言うのはよく言われることで、実際によく食べてくれるのは経験済みです。
個人的には他のミナミヌマエビたちに比べると5倍以上の働きをしていると感じていますが、アルジ―ライムシュリンプはヤマトヌマエビよりも小型ながら良くコケを食べると言われていますし、黒ひげゴケを食べるという話もあるようなのでので導入に踏み切りました。
アルジージーライムシュリンプは淡水で繁殖できる陸封型のヌマエビで、水槽内で繁殖します。
うまく繁殖してくれれば、ずっと増え続けるので、追加購入はしなくて済みますね。
結論として、実際にかなりよくコケを食べましたね。
黒ヒゲゴケに関しては、ちょっと注意が必要です。
導入前が下の状態です。
ヤマトヌマエビもいる状態でしたが水草に藻が生えてしまっています。
アヌビアスナナとパールグラスには少し黒いコケも生えています。
ところで、黒ひげゴケというのをどの種類を指すのか正確に知りませんが、太くて硬めの物や、ふさふさと毛足の長いもの、毛足の短いコケなど黒いコケ見てきましたが黒ひげゴケというのはそれらの総称でしょうか?
今までのあらゆるヌマエビが毛足の極めて短かいタイプの黒ヒゲゴケを好まなかったのですが、今回はどうでしょう?
特に沈降性のリシアに糸状の苔がついていて、手で取るのは難しい状態でした。
導入直後、すぐに苔を食べ始めました。
1日目でも水草が次第にきれいになってきていくのがわかります。
5日目です。
5日ほどで水草のについた苔は食べつくされました。
リシアのコケも食べつくされていますが、水槽の底をうろうろしているヤマトヌマエビを残してアルジーライムシュリンプがいなくなっています。
アルジーライムシュリンプは水草の周りや水槽の底には見当たりません。
アルジーライムシュリンプはどこに行ったのかというと、水草がきれいになるとガラス面についたコケも食べつくそうと集まってきまていました、
このように糸状のコケならガラスについた藻もしっかりと食べてくれます。
同じ水槽に20匹いるヤマトヌマエビは1匹もこのような状態を見せませんから、コケ好きの度合いはアルジ―ライムシュリンプのほうが強いのかもしれません。
黒ヒゲゴケの件ですが、毛足の長い黒いものはきれいになくなっていますが、毛足の極端に短いタイプの黒ひげゴケはやはり食べていないように感じます。
結論として、アルジ―ライムシュリンプは短いタイプの黒ひげ以外は、かなり良くコケを食べるという印象でした。
画像にある、アヌビアスナナなどの葉の厚い水草の黒ひげコケの対策としては、水分をよくふき取ってコケを乾かしてしまったり、お酢で洗ってから水槽に戻すと、そのうちエビが食べてくれますが、葉が薄い水草などは枯れてしまうかもしれないので注意してください。