オカヤドカリの餌には何がいい?食べる量と与える頻度を考える
オカヤドカリの餌は何?
オカヤドカリは雑食性で、ポップコーンが好物なのはよく知られていますが、レタスなどの野菜、アーモンド、煮干し、せんべい、など本当に何でも食べると言えば食べます。
ただ、同じものを与えてもすぐに食べる場合もあれば、全く食べない場合もあるので試行錯誤が必要になります。
煮干しなどは同じ個体でもある時は食べ、ある時は全く食べないというようなこともあります。
これは脱皮などの時期にも関係するのかもしれませんが、本当によく食べる事もあるので、たまには与えてみると良いと思います。
取りあえず準備しておくとよいエサは
オカヤドカリの飼育を始める際にす準備しておくと安心なエサとしては
- ポップコーン
- ザリガニやヤドカリ用のエサ
- 川エビやサクラエビ
- ハムスター用の野菜やグラノーラ
などをおすすめします。
一番手堅いのはポップコーンですので、とにかく最初はポップコーンを準備することをお勧めします。
脱皮不全を防ぐためにも、ザリガニのエサや川エビやサクラエビなども与えてみるとよいと思います。
その他にはハムスター用の乾燥野菜なども準備しておくと良いでしょう。
また、自前で草や野菜を与える際には農薬や殺虫剤がついていないかの確認は必要です、これがよくわからない物は与えないほうが良いでしょう。
餌を与える量と頻度
「餌は毎日与えて毎日交換するように」という事を書いてあるのを、多くのサイトなどでは見かけます。
もちろん、餌は毎日与えたほうが良いのでしょうけれど、それができなければ飼育ができないわけでもありません。
成体のオカヤドカリであれば、水や餌を与える頻度については、それほど神経質にならなくても、すぐに餓死してしまうような事はなさそうです。
何日か絶食すると餓死してしまうということはありません。
そもそも脱皮の際は1か月以上、長い時には3か月以上も餌を食べないわけですし、脱皮の時期以外でも、接骨院内で脱走して行方不明になっていた小型のオカヤドカリが、1か月以上して元気な状態で全自動掃除機のルンバに捕獲されたことがあります。
この間、何かをかじっていた可能性はありますが、基本的に食べ物も飲み水もない状態だったはずなのです。
また、オカヤドカリは小食という情報をよく目にしますが、実際に飼育を始めてみて、確かに普段は小食のようですが、時としてよく食べる事があると感じています。
普段は半分に割れた小さなポップコーンでも1日で食べきらないことも多いオカヤドカリが、大きめのポップコーン2個を1時間もしないうちに食べてしまうことがありました。
特に通信販売で購入直後はよく食べる場合が多いと思います。
そんな時として食欲旺盛なオカヤドカリでも、連休前に餌を多めに入れ、1週間程度餌を追加しなくても元気にしていますので、「毎日の世話ができないから」と言って飼育をあきらめる必要はないでしょう。
餌の交換についても、本来は腐ったものを食べたりしているそうですので、あまり神経質になる必要はないようですし、実際に全く食べなかった餌を、何日か置いておくと、いつの間にか食べている場合もあります。
とはいえ食べ残しを放置しておくと、カビが繁殖してしまったり、悪臭の原因になる場合もありますので、特に濡れてしまった餌は腐らないうちにとりだしたほうが良いでしょう。
また、あまり餌を食べないような場合は、脱皮が近い場合もありますが、調子が悪いのかもしれませんので、飼育環境を見直してみたほうがいいかもしれません。