熱帯魚を連れて引越しをする方法

今回からエンゼルフィッシュの飼育で困ったことをお伝えしていこうと思います。
エンゼルフィッシュを飼育してきて困ったことと言えば、やはり引っ越しをする際の事です。
引っ越しを機に熱帯魚の飼育をやめてしまう人もいるようですが、引っ越しをする際は、地上に暮らすペットとは違いそのまま連れて行く事ができないので、かなり気を使わなければなりません。
元々熱帯魚を始めとする水棲動物は移動をさせるだけでも手間のかかる動物ですが、身体の小さい熱帯魚になると、その難易度はさらに上がります。
小型の熱帯魚であれば数匹~10匹程度ずつ袋に空気と共に詰めればある程度の移動は耐える事が出来ますが、エンゼルフィッシュになるとそうはいきません。
元々身体の薄く、安定感の少ない魚ですので、ちょっとした揺れで起こった波にも翻弄されてしまいもストレスが溜まってしまいます。
また、エンゼルフィッシュの特徴でもある長いひれが引っ越しの時にはネックになり、他の魚の様に複数匹での袋詰めをするとそのひれが原因で他の魚を傷つけてしまったり、自分のひれが傷ついてしまいます。
ですから、基本的にはエンゼルフィッシュを移動させる際には一匹ずつが望ましいのですが、そうすると今度は袋がかさばってしまうので、持ち運びには苦労します。
また、それ以上に飼育している水槽や、その周辺装置なども解体して梱包しなければなりませんし、どうにか引っ越したとしても新居で新しく水槽を立ち上げなければなりませんので、魚と一緒に引っ越すのは大変労力の掛る作業だと言う事がわかります。
グッピーなどはまとめても平気ですが、エンゼルフィッシュは1匹ずつ袋に入れておくと安心です。
二つの袋をさらに大きな袋に入れてまとめて、アルミシートなどで包んだり発布スチロールの容器おくと水温の急激な変化も少なくて済みます。
袋詰めのポイントは満水にすると酸欠を起こしやすくなりますので、袋の中に十分に空気を残しておくことです。
無事に引っ越した後もショップから購入したばかりと同じように水合わせをしなければなりませんので他の引っ越しの片づけなどとも相まってかなりこまったことがありますが、水槽の水を半分以上持っていくとその手間は省けますね。